2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧
結論から 3カ国が独立して「3Dプリント自助具の提供ワークフロー」を作った。 ベルギー、イタリア、オランダ。異なる国、異なるチーム、異なる患者。 でも出来上がったワークフローは「著しく類似していた」。 これが示すのは何か。現場が共通して直面してい…
結論から 固定性:石膏ギプスと同等。快適性・利便性:3Dブレースの圧勝。 台湾・成功大学の研究チームが、科学的なデータで証明した。 2022年、Applied Sciences誌に掲載された臨床試験の話。 この研究の核心:「クリアランス」という発想 3Dプリント製装具…
結論から言う 3Dプリンター製の装具は、フィット・快適性・患者満足度のすべてで従来品を上回る。 2025年に発表されたシステマティックレビューが、62件の研究・3,815名のデータをまとめた。 インソール・AFO・脊柱装具・上肢装具・ヘルメット。あらゆる装具…
はっきり言います。 「SCSを入れたら、次はリハビリだ」——多くの臨床家がそう思っている。でも、その組み合わせを直接検証した研究は、ほぼ存在しない。 2025年7月に発表されたシステマティックレビューが、この不都合な真実を明らかにしました。 この論文が…
慢性腰痛で苦しんでいる患者さんに朗報です。 「痛みが減っても体は動かない」——そんな声をよく聞きます。でも、SCSはそれさえも変えるかもしれない。 今回紹介するのは、2023年に発表されたシステマティックレビューとメタ分析の結果です。 【雑誌Tarzan掲…
「最初は効いたけど、じきに効かなくなるんじゃないの?」 SCSに興味を持つ患者さんや医療者からよく聞く疑問です。 2025年12月に発表されたイタリア発の24ヵ月縦断コホート研究が、これに明確な答えを出しました。 結論を先に言います。SCSは2年後も有意に…
慢性疼痛の治療効果を測るのは、難しい。 「痛みが10から6になった」だけでは不十分です。睡眠は改善したか?仕事に戻れたか?気持ちは楽になったか? でも、毎回30問・40問のアンケートに答えてもらうのは現実的じゃない。患者さんは疲れてしまいます。 そ…
脊髄刺激療法(SCS)は慢性難治性疼痛の有力な治療だ。 しかし、現実は厳しい。 24〜36ヶ月後に、30〜40%の患者で疼痛軽減が不十分になる。 なぜか?患者選択が間違っていたから。 どうすれば正しく選べるか?それを示したのが今回のガイドラインです。 米国…
「脊髄刺激療法(SCS)が効く仕組み、実はよくわかっていない」。 これが正直なところです。 でも、2025年に発表された最新のシステマティックレビューが、動物実験の40件を整理して、かなりクリアな絵を描いてくれました。 今回はこの論文を紹介します。 ど…
薬を飲んでも痛みが取れない。手術をしても改善しない。 そんな「難治性疼痛」の患者さんに、本当に効く治療があります。 脊髄刺激療法(Spinal Cord Stimulation:SCS)です。 1960年代から使われているにもかかわらず、日本ではまだ十分に知られていない。…
はっきり言います。 SCS(脊髄刺激療法)は、腰痛に対してプラセボと差がない。 2023年に発表されたCochraneシステマティックレビューが、この結論を中等度の確実性で示しました。 インプラント手術をして、それでもプラセボと変わらない。衝撃的な内容です…
英国には NICE(国立医療技術評価機構)という機関がある。 治療が「費用対効果的かどうか」を厳密に審査し、NHSの保険適用を決める機関です。 その NICEが2008年に出したガイドライン(TA159)が、SCS療法の位置づけを明確に示した。 結論は2つに分かれてい…
慢性疼痛に悩む人にとって、脊髄刺激療法(SCS)は最後の切り札です。 薬が効かない。手術しても痛みが続く。そんな人たちに電気刺激で痛みを抑えるデバイスを背中に埋め込む治療法。 でも「実際どのくらい効くの?」「デバイスを抜かなきゃいけなくなるのは…
母趾の損傷を軽く見てはいけない 「親指をぶつけただけ」で片付けてしまう損傷がある。 でも母趾のMTP関節は、通常歩行の蹴り出し相で体重の80%、ジャンプ着地では800%もの関節反力を受ける関節です。 ここが壊れると、走れない。跳べない。競技に戻れない。…
術後に突然、足が上がらなくなる 手術は成功した。でも病室で目覚めたら足が上がらない。 これが「体位による末梢神経損傷」です。 術後神経障害は麻酔事故クレームの15%を占めます。でも外科医の多くが「うちでは起きない」と思っている。 2017年にRobotic …
手術は成功した。でも術後に新たな麻痺が出た。 76歳女性。腰椎の狭窄症で手術を受けました。 左のL3・L4の神経根症が目的の手術。術中トラブルなし。血圧も安定。手術は2時間42分で終了。 ところが覚醒後に気づきました。 右の足が上がらない。 手術してい…
脊椎手術で硬膜を切ってしまったとき、あなたは患者をどの体位にしますか? 「仰臥位で安静」と答えた人は、それが正解ではあるが最善ではない可能性があります。 【雑誌Tarzan掲載 × 柔道整復師監修】 RELAXEE 腰サポーター 骨盤ベルト コルセット 腰ベルト…
まだ、テレビやエアコンのリモコンを探して、机の上をひっくり返してるんですか? わざわざアプリを立ち上げて「スマホで電気を消す」という非効率に耐えれますか? 2026年、スマートホームの最終回答は「スマホを捨てること」でした。その革命を実現したの…
まだ、耳を塞ぐイヤホンで周囲の音をシャットアウトし、事故の危険に晒されてるんですか?あるいは、専用の充電ケーブルを無くして「ただのシリコンの塊」になったイヤホンを眺めてるんですか? 2026年、スポーツイヤホンの常識を塗り替えたのが、この Shokz…
まだ、分厚いスマートウォッチで睡眠を邪魔されてるんですか?あるいは、毎月のサブスク料金という「見えない税金」を払い続けてるんですか? 2026年、スマートガジェットの主役は完全に「指輪」に移行しました。その中でも、今一番買うべき「正解」がこの R…
石灰化腰椎椎間板ヘルニア(cLDH)は「取りにくい」とされてきた。 理由は明確。椎間板が石灰化して硬くなっているから。内視鏡の視野が狭い。石灰化を取ろうとすると神経根を牽引・損傷する——だから合併症が多い。 中国・承德医科大学の研究チームは別のア…
石灰化した腰椎椎間板ヘルニア。これは厄介。 椎間板が硬くなっている。普通の手術では取れない。PELDで試みると、神経を傷める。 だから多くの医師が「困難症例」と分類してきました。 中国・浜州医科大学の研究チームは別のアプローチを取りました。 「石…
腰部脊柱管狭窄症の手術で、こういう議論があります。 「骨や靱帯を削って神経根を解放するだけで十分か。 それとも、圧迫している椎間板も一緒に取るべきか。」 直感的には「取ったほうが良いに決まってる」と思うかもしれない。でも医学の世界はそう単純で…
内視鏡脊椎手術が広がっている。低侵襲、早期リハ、早期退院。メリットは多い。 でも、知っておくべきことがあります。それは合併症です。 内視鏡手術の適応が拡大するにつれて、合併症の種類と件数も増えています。「小さな手術だから安全」は半分が正解。 …
腰椎椎間板ヘルニア(LDH)の手術は、いつすべきか。どんな術式が良いか。椎間板はどこまで切るか。固定術は必要か。 これらの問いに、世界神経外科学会連合(WFNS)脊椎委員会が答えを出しました。 2012〜2022年の283論文を分析し、10名の国際脊椎外科専門…
「椎間板ヘルニア」という言葉は誰でも使う。でも、医師・放射線科医・理学療法士・患者、全員がバラバラな意味で使っているとしたら? 実は、その混乱を解消するために世界的な学会が動いた。 2001年、北米脊椎学会(NASS)・米国脊椎放射線学会(ASSR)・…
術前に曲がらないと、術後も曲がらないのか? TKAを控えた患者さんに「術後はどのくらい曲がりますか?」と聞かれたことはありますか。 多くのセラピスト・医師は「術前のROMが影響する」と答えるでしょう。 でも、どのくらい影響するのか。 そして「術前に…
「今は仕方ない」で済ませていい問題ではない TKA後のリハビリで、急性期のROMが後々の結果に影響することは感覚的に知っている人は多い。 でも「どの時期に、何度以上」という具体的な数字は持っていない人がほとんどではないでしょうか。 安心病院(神戸)…
術後14日で110°——達成できない人の特徴を分析した TKAのリハビリで最初の壁になるのが、膝屈曲ROMの獲得です。 特に和式の生活が残る日本では、畳の生活・しゃがみ動作・正座に近い姿勢が求められる場面は多い。 「なぜこの患者はなかなか屈曲が出ないのか」…
「早期リハビリの方がいい」は本当か? TKA後のリハビリで「早く始めるほど良い」と思っている人は多い。 「術後24時間以内に開始すべき」「炎症期は避けるべき」さまざまな意見が飛び交っています。 しかし実際のエビデンスはどうか? 2021年、ドイツ・アー…