今回はちょっと静かに、でも本質的な話をしたい。
テーマは、「何者かにならなくていい」という話。
SNSを見てると、みんなすごくキラキラしてる。
インフルエンサーが毎日バズって、
起業家が年商何億だって語ってて、
YouTuberが豪邸買いました~って自慢してて。
それを見て、「自分も何者かにならなきゃ」って、焦りますか?
わかります。
私もそうだったから。
でも、断言します。
「何者かにならなきゃ」と思ってるうちは、何者にもなれません。
■「自分には何もない」と思い込んでた日々
20代の頃の私は、とにかく焦ってました。
このまま平凡に生きて終わりたくない
何かしらで成功して、他人に認められたい
親や友達、社会に「すごいね」って言われたい
そう思って、自己啓発書を読み漁ったり、
資格を取ったり、副業をはじめてみたり。
でも、どれも長続きしなかった。
なぜか?
認められたいが目的だったから。
「自分のため」じゃなくて「他人にすごいと思われたい」だけ。
そんなエンジンじゃ、そりゃガス欠になるんですよね。
■「特別じゃない自分」を許せた瞬間、楽になった
あるとき、ふと気づいたんです。
何者かになりたいって気持ちは、裏を返せば、
今の自分じゃダメって思い込みなんだなって。
でも、それって誰が決めたの?
誰かに「あなたは何者かにならないとダメです」
って言われたっけ?
……いや、言ってない。
全部、自分の中にある妄想だった。
その瞬間、肩の力がフッと抜けました。
「別に、今の自分でもいいじゃん」
「特別じゃなくても、ちゃんと生きてるだけで立派じゃん」
そう思えたとき、自分のことをようやく肯定できた気がしました。
■世の中の9割は「何者でもない人」でできている
これは統計でもなんでもなく、私の感覚だけど。
世の中の9割以上は、SNSでバズらない人たちです。
起業してないし、本も出してないし、影響力もない。
でも、それが普通なんですよ。
・コンビニで働く人
・子育てしてるママ
・地元で淡々と会社に通ってる人
・誰にも見られない日記を書いてる人
そのすべてが、尊くて、素晴らしい。
何者かになる必要なんて、どこにもない。
むしろ、「誰でもない」からこそ、
自由で、しなやかで、強いんです。
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■今の自分を整える方が、人生はうまく回る
皮肉なことに、「何者かになろう」とするのをやめてから、
私の発信は伸び始めました。
変に飾らないし、背伸びもしない。
誰かを意識せず、ただ自分の思考を綴るようにしただけ。
すると、ぽつらぽつら共感してくれる
方々がいました。
気づいたんです。
何者かになったからじゃなくて、
何者でもない自分を出したから共感を得られる。
本当はみんな、誰かの特別な成功談じゃなくて、
自分と同じくらいの人のリアルが見たいんだと思います。
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■「何者かにならなくていい」という最強のマインド
世間は「自分らしく生きよう」って言うけど、
その裏に「らしくないとダメだよね」って空気がある。
SNSでは「自由に生きる」が流行ってるけど、
本当の自由は、競争から降りることだと私は思う。
• 比べない
• 焦らない
• 誰にも勝とうとしない
この3つができたとき、
ようやく本当の意味で「人生を楽しむ」モードに入れる。
そしてその人生は、驚くほど静かで、穏やかで、満ちている。
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■まとめ:あなたは、あなたのままで、すでに価値がある
というわけで、今日のメッセージ。
「何者かにならなきゃ」と思ってる人こそ、一度立ち止まってみてほしい。
・今の自分を否定しない
・特別な存在になろうとしない
・平凡さを誇りに思っていい
「何者でもない」という状態は、恥じゃなくて、余白なんです。
その余白に、自分のペースで好きなものを描けばいい。
だから、大丈夫。
あなたはすでに、ちゃんと素晴らしい。