2026-01-01から1年間の記事一覧
「脊髄刺激療法(SCS)が効く仕組み、実はよくわかっていない」。 これが正直なところです。 でも、2025年に発表された最新のシステマティックレビューが、動物実験の40件を整理して、かなりクリアな絵を描いてくれました。 今回はこの論文を紹介します。 ど…
薬を飲んでも痛みが取れない。手術をしても改善しない。 そんな「難治性疼痛」の患者さんに、本当に効く治療があります。 脊髄刺激療法(Spinal Cord Stimulation:SCS)です。 1960年代から使われているにもかかわらず、日本ではまだ十分に知られていない。…
はっきり言います。 SCS(脊髄刺激療法)は、腰痛に対してプラセボと差がない。 2023年に発表されたCochraneシステマティックレビューが、この結論を中等度の確実性で示しました。 インプラント手術をして、それでもプラセボと変わらない。衝撃的な内容です…
英国には NICE(国立医療技術評価機構)という機関がある。 治療が「費用対効果的かどうか」を厳密に審査し、NHSの保険適用を決める機関です。 その NICEが2008年に出したガイドライン(TA159)が、SCS療法の位置づけを明確に示した。 結論は2つに分かれてい…
慢性疼痛に悩む人にとって、脊髄刺激療法(SCS)は最後の切り札です。 薬が効かない。手術しても痛みが続く。そんな人たちに電気刺激で痛みを抑えるデバイスを背中に埋め込む治療法。 でも「実際どのくらい効くの?」「デバイスを抜かなきゃいけなくなるのは…
母趾の損傷を軽く見てはいけない 「親指をぶつけただけ」で片付けてしまう損傷がある。 でも母趾のMTP関節は、通常歩行の蹴り出し相で体重の80%、ジャンプ着地では800%もの関節反力を受ける関節です。 ここが壊れると、走れない。跳べない。競技に戻れない。…
術後に突然、足が上がらなくなる 手術は成功した。でも病室で目覚めたら足が上がらない。 これが「体位による末梢神経損傷」です。 術後神経障害は麻酔事故クレームの15%を占めます。でも外科医の多くが「うちでは起きない」と思っている。 2017年にRobotic …
手術は成功した。でも術後に新たな麻痺が出た。 76歳女性。腰椎の狭窄症で手術を受けました。 左のL3・L4の神経根症が目的の手術。術中トラブルなし。血圧も安定。手術は2時間42分で終了。 ところが覚醒後に気づきました。 右の足が上がらない。 手術してい…
脊椎手術で硬膜を切ってしまったとき、あなたは患者をどの体位にしますか? 「仰臥位で安静」と答えた人は、それが正解ではあるが最善ではない可能性があります。 【雑誌Tarzan掲載 × 柔道整復師監修】 RELAXEE 腰サポーター 骨盤ベルト コルセット 腰ベルト…
まだ、テレビやエアコンのリモコンを探して、机の上をひっくり返してるんですか? わざわざアプリを立ち上げて「スマホで電気を消す」という非効率に耐えれますか? 2026年、スマートホームの最終回答は「スマホを捨てること」でした。その革命を実現したの…
まだ、耳を塞ぐイヤホンで周囲の音をシャットアウトし、事故の危険に晒されてるんですか?あるいは、専用の充電ケーブルを無くして「ただのシリコンの塊」になったイヤホンを眺めてるんですか? 2026年、スポーツイヤホンの常識を塗り替えたのが、この Shokz…
まだ、分厚いスマートウォッチで睡眠を邪魔されてるんですか?あるいは、毎月のサブスク料金という「見えない税金」を払い続けてるんですか? 2026年、スマートガジェットの主役は完全に「指輪」に移行しました。その中でも、今一番買うべき「正解」がこの R…
石灰化腰椎椎間板ヘルニア(cLDH)は「取りにくい」とされてきた。 理由は明確。椎間板が石灰化して硬くなっているから。内視鏡の視野が狭い。石灰化を取ろうとすると神経根を牽引・損傷する——だから合併症が多い。 中国・承德医科大学の研究チームは別のア…
石灰化した腰椎椎間板ヘルニア。これは厄介。 椎間板が硬くなっている。普通の手術では取れない。PELDで試みると、神経を傷める。 だから多くの医師が「困難症例」と分類してきました。 中国・浜州医科大学の研究チームは別のアプローチを取りました。 「石…
腰部脊柱管狭窄症の手術で、こういう議論があります。 「骨や靱帯を削って神経根を解放するだけで十分か。 それとも、圧迫している椎間板も一緒に取るべきか。」 直感的には「取ったほうが良いに決まってる」と思うかもしれない。でも医学の世界はそう単純で…
内視鏡脊椎手術が広がっている。低侵襲、早期リハ、早期退院。メリットは多い。 でも、知っておくべきことがあります。それは合併症です。 内視鏡手術の適応が拡大するにつれて、合併症の種類と件数も増えています。「小さな手術だから安全」は半分が正解。 …
腰椎椎間板ヘルニア(LDH)の手術は、いつすべきか。どんな術式が良いか。椎間板はどこまで切るか。固定術は必要か。 これらの問いに、世界神経外科学会連合(WFNS)脊椎委員会が答えを出しました。 2012〜2022年の283論文を分析し、10名の国際脊椎外科専門…
「椎間板ヘルニア」という言葉は誰でも使う。でも、医師・放射線科医・理学療法士・患者、全員がバラバラな意味で使っているとしたら? 実は、その混乱を解消するために世界的な学会が動いた。 2001年、北米脊椎学会(NASS)・米国脊椎放射線学会(ASSR)・…
術前に曲がらないと、術後も曲がらないのか? TKAを控えた患者さんに「術後はどのくらい曲がりますか?」と聞かれたことはありますか。 多くのセラピスト・医師は「術前のROMが影響する」と答えるでしょう。 でも、どのくらい影響するのか。 そして「術前に…
「今は仕方ない」で済ませていい問題ではない TKA後のリハビリで、急性期のROMが後々の結果に影響することは感覚的に知っている人は多い。 でも「どの時期に、何度以上」という具体的な数字は持っていない人がほとんどではないでしょうか。 安心病院(神戸)…
術後14日で110°——達成できない人の特徴を分析した TKAのリハビリで最初の壁になるのが、膝屈曲ROMの獲得です。 特に和式の生活が残る日本では、畳の生活・しゃがみ動作・正座に近い姿勢が求められる場面は多い。 「なぜこの患者はなかなか屈曲が出ないのか」…
「早期リハビリの方がいい」は本当か? TKA後のリハビリで「早く始めるほど良い」と思っている人は多い。 「術後24時間以内に開始すべき」「炎症期は避けるべき」さまざまな意見が飛び交っています。 しかし実際のエビデンスはどうか? 2021年、ドイツ・アー…
「正しいリハビリ」を探してきた53研究の答え TKA後のリハビリで、あなたは何を根拠に介入を選んでいますか? 「エビデンスがある方法をやっている」と思っている理学療法士は多い。 でも実際は、どの方法が最もいいかはまだ誰にもわかっていません。 アメリ…
「頑張って動かしてください」だけでは届かない患者がいる TKAのリハビリで「もっと曲げましょう」と声をかけても、なかなか進まない患者がいる。 痛みが強いわけでも、組織の硬さが原因でもない。 「動かすのが怖い」——これがROMを止めている。 Brownら(英…
人工膝関節術後のROM練習、どちらがいいのか? TKA後のリハビリで、毎日やっているROM練習。 あなたのクリニックは「他動練習」と「自動介助練習」、どちらを使っていますか? 「とりあえず他動でゴリゴリ屈曲させる」という施設はまだ多い。 しかしこの論文…
TKA後の慢性疼痛、5人に1人が悩んでいる 知っていましたか? 人工膝関節全置換術(TKA)を受けた患者さんの 15〜20% は、術後も慢性疼痛が続くと言われています。 2018年だけで、アメリカで71万5000件以上のTKAが行われています。2030年には年間190万件に達…
「カギ、どこに置いたっけ……?」 そんな、朝の貴重な時間を奪う「不毛な探し物」していませんか? ぶっちゃけ、その悩みはすべて過去のものです。 ついに登場しました。Apple AirTagの第2世代(AirTag 2)。 Apple AirTag(第2世代):紛失防止タグ、音で探…
「明日から本気出す」「明日から早起きする」「今日からダイエットを始める」……毎年、毎月、私たちは自分自身にそう誓います。 そして、数日後にはその誓いを破り、自己嫌悪に陥る。 もしあなたが「自分は意志が弱い人間だ」と嘆いているのなら、まずはその…
あなたはまだ「気合」で頑張ろうとしていませんか? もしあなたが、「今日も集中できなかった」「やる気が出ない」「朝が辛い」と感じているのなら、それはあなたの精神力が弱いからではありません。 単に、脳と体の「OS」が最適化されていないだけです。 多…
「もう、これ以上頑張れない……」「世の中の変化が速すぎて、心が追いつかない」「メンタルが強い人が羨ましい。自分はなんて弱いんだ」 もしあなたが今、そう思っているのなら、まず一つだけ真実をお伝えします。 あなたのメンタルが弱いのは、あなたのせい…